コスモの歴史 EPISODE 6 「本社移転」
本社移転とともに、仲間と歩みだす
仕事が少しずつ増え始め、これからは新しい社員も必要になる。
しかし、亀岡の事務所のままでは、社員を増やし、会社を成長させていくことは難しい。
そこで、将来の社員増加を見越し、平成7年3月に京都市に「コスモファーストビル」を建設。
自宅の駐車場を倉庫に、和室を事務所にして始まったコスモメンテナンスは、ついに亀岡から京都市内へ本社を移転することになった。
新しい本社はできた。
しかし、まだまだ小さな会社。
知名度もなければ、人もいない。
ここから、新しい仲間を迎え、少しずつ会社らしくなり始める。
仕事を増やすために大切にしたのは、難しい経営戦略ではなかった。
「できますか?」と聞かれたら、まずは、
「はい、やります!」
「忙しいですか?」と聞かれたら、
「暇です!」
本当は忙しくても、忙しいとは言わない。
まずは「YES」で受け止めて、どうすればできるのかを考える。
これが、当時のヒロシが大切にしていた「イエスの精神」だった。
そして、依頼を受けたら、すぐに動く。
電話だけで済ませず、まずはお客様のところへ訪問する。
見積もりは、できる限りその日のうちに提出する。
今では当たり前のことかもしれない。
しかし、小さな会社だからこそ、誰よりも早く動く。
知名度では負ける。
社員の数でも負ける。
会社の規模でも負ける。
それなら、行動の速さでは負けない。
それが、当時のコスモメンテナンスにできる戦い方だった。
大手企業から新しい発注が増え始める
そして、会社に大きな転機が訪れる。
ある大手企業から、新たな仕事を発注していただけることになった。
一つの仕事が、次の仕事につながる。
頼まれたら、すぐに動く。
現場へ足を運ぶ。
見積もりは、その日のうちに提出する。
その積み重ねが信用となり、発注される仕事は劇的に増えていった。
うれしい。
しかし、人が足りない。
仕事はある。
でも、仕事をする社員がいない。
小さな会社にとって、仕事が増えることは喜びであると同時に、新たな苦労の始まりでもあった。
新しい仲間との出会い。
大手企業からの新しい発注。
コスモメンテナンスはここから、家族中心の小さな会社から、社員とともに成長する会社へと少しずつ変わり始めるのである。