home
person お客様ページは
こちら

新着情報

NEWS RELEASE
we make the planet and society smile. we make the planet and society smile. we make the planet and society smile. we make the planet and society smile.

コスモの歴史 EPISODE 9 「人は増えた。でも、仕事を任せられない」

パート社員だけでは、もう限界

仕事の幅が広がり、ビル一棟の管理も任せていただけるようになったコスモメンテナンス。

仕事は順調に増えていった。

しかし、仕事が増えれば、当然、事務作業も増えていく。

当時、事務作業を支えてくれていたのはパート社員だった。

だが、会社の成長とともに業務量は膨らみ、パート社員だけでは対応しきれない状況になっていた。

そして、その仕事のほとんどが、ヒロシに集中していた。

朝から現場、帰ってから事務仕事

ヒロシは、朝8時には事務所を出て現場へ向かう。

点検、工事、お客様への訪問。

一日中、現場を走り回り、事務所へ戻るのは18時ごろだった。

しかし、そこで一日の仕事が終わるわけではない。

むしろ、そこからもう一つの仕事が始まった。

その日の売上管理。

見積書の作成。

機器の発注。

現場の工程管理。

請求処理。

さらに、急ぎの点検書類や報告書があれば、自分で作成する。

すべてが終わるのは、ほぼ夜中だった。

翌朝になれば、また現場へ向かう。

その繰り返しである。

仕事が増えることは、うれしかった。

お客様から必要とされることも、うれしかった。

だから、疲れていても仕事を断ることはなかった。

しかし、ヒロシの心と身体は、少しずつ限界へと近づいていた。

そしてこの先、大変なことが起きることになる……。

Kさんを思い出す

「このままでは、さすがに続かない」

そこでヒロシが思い出したのが、以前、インターンとして事務の仕事を手伝ってくれていたKさんだった。

さっそく連絡してみることにした。

すると、偶然にもKさんは失業中だった。

事情を話すと、

「入社してもいいですよ」

との返事が返ってきた。

これは助かった。

ヒロシは、少し救われたような気持ちになった。

これで、事務の仕事を任せられる。

夜中まで働く生活も、少しは変わるかもしれない。

……はずだった。

それでも、仕事を任せない

Kさんは入社した。

事務員は増えた。

しかし、ヒロシの仕事は減らなかった。

なぜなら、ヒロシは自分の仕事をKさんに託そうとしなかったからである。

「自分でやった方が早い」

「自分にしか分からない」

「間違いがあったら困る」

そう考え、売上管理も、見積作成も、機器の発注も、工程管理も、急ぎの書類作成も、結局は自分で抱え続けた。

人を採用することと、仕事を任せることは違う。

しかし、当時のヒロシは、まだそのことに気づいていなかった。

会社は成長している。

社員も増えている。

それでも、仕事はヒロシ一人に集まり続けていた。

そして、ついにヒロシの心と身体は、限界を迎えることになる……。

arrow_left 一覧へ戻る